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お寺の門がホテルになった、南御堂(大阪府 本町駅)の宿坊

南御堂(山門一体型ホテル)の鐘撞き体験

南御堂(山門一体型ホテル)

基本情報

南御堂(大阪府 本町駅)

電話  :06-6252-0109(受付時間 9時~18時)
ウェブ :南御堂(大阪エクセルホテル東急)
住所  :大阪府大阪市中央区久太郎町4-1-15
アクセス:大阪メトロ御堂筋線・中央線・四つ橋線「本町駅」下車、13番出口より徒歩1分
駐車場 :提携駐車場あり(2000円/泊)
時間帯 :チェックイン14時。チェックアウト11時。
素泊まり 
一泊朝食付き

特徴・見所

 安土桃山時代から400年以上の歴史を誇る難波別院(南御堂)に建てられた、山門機能を兼ねた日本初のホテルです。もともとこちらにあった建物が老朽化し、建て替えが必要となったことから大阪エクセルホテル東急とお寺が話し合って生まれました。

 基本的に外観や運営スタイルはホテルですが、早朝にお寺で鐘が撞けたり、朝勤に参列できるなど、お寺と連携した体験にも参加することができます。


地図


ほーりー記

南御堂(山門一体型ホテル)

 南御堂(難波別院)の入り口に建ち、山門の機能を備えたホテルです。こちらの特徴は御堂筋からお寺の本堂が真正面に見える構造になっていることです。

 私はこちらが発行している南御堂新聞に『お寺は外からこう見える』というコラムを連載していることもあり、オープン時に試泊をさせて頂きました(その後、改めて宿泊もしました)。

 ホテルの入り口は建物の左側に回った場所にあります。すぐ前には大阪を代表する人物とも言える豊臣秀吉が愛した「太閤千代しだれ(しだれ桜)」が植えられています。

 そこから16階までエレベーターで登ると、フロントがあります。この階層は開放的な空間で、宿泊者がゆっくりとできるラウンジやバーも備わっていました。

南御堂(山門一体型ホテル)のラウンジ

 ひとまずチェックインを行い、客室へと通じるエレベーターに乗って、自分の部屋へと向かいます。ドアはカードキーを当てると鍵が開きます。

南御堂(山門一体型ホテル)の客室

 内部はとってもラグジュアリーです。ふかふかのベッドがあり、オシャレなライトが付いていて、大型テレビも設置されています。お風呂やトイレ、洗面所があり、冷蔵庫や金庫もありました。Wi-fiも完備しています。

 また壁には大阪城や行きかう旅人などが描かれています。お寺っぽさはデザイン的に特に意識されていませんが、テレビで様々なビデオ(有料)を見ることができ、その中に『聖☆おにいさん』もありました。

 それと面白いのは、こちらでは環境保全活動に積極的な取り組みが行われているところです。歯ブラシや髭剃りなど、アメニティは一通りそろっていますが、これらを使用せずにフロントにグリーンコインを持っていくと、国内外での森づくり活動の支援金になるそうです。

南御堂(山門一体型ホテル)のグリーンコイン

 そんなわけで、ほーりーも協力させて頂きました。歯ブラシを持参していてよかったです☆

 他にはフロアの中にコインランドリーや、最上階にフィットネスルームなんかもありました。さらにすっごいのは(多分、ほーりーが使う機会はないと思いますが)ホテルの奥にある特別室です。

 コンセプトごとにいろんな客室が用意されていますが、お風呂に入りながら大阪の中心を走る御堂筋を見下ろせる部屋とか、ハチャメチャすぎます。こちらは一泊2名で96800円もするらしいです。

南御堂(山門一体型ホテル)の特別室 

南御堂での鐘撞き体験

 なんかどんどん、宿坊の紹介とは思えないレポートになっているので。

 山門一体型ホテルに宿泊してできるお寺らしい体験には、早朝の鐘撞きとお朝勤(あさじ)があります。鐘撞き(毎日先着8名限定)は7時から、南御堂の境内にある鐘楼で行われます。

南御堂(山門一体型ホテル)の鐘撞き体験

 こちらは鐘を撞く撞木(しゅもく)だけでも40Kgあります。このため慣れないと重さに振り回されて上手く音が鳴らないため、南御堂のYoutubeチャンネルでは撞き方のコツが紹介されていました。

 私も撞かせて頂きましたが、足を踏ん張って力を入れないと勢いがつきません。なのでチャレンジされる方は一度動画で予習しておくことをおススメします。

南御堂でのお朝勤(あさじ)

 朝の8時からは本堂でお朝勤もあります。こちらは宿泊者のみというわけではなく、どなたでも参列可能です。このため出勤前のサラリーマンやOLさんも何人か来られていました。

南御堂(山門一体型ホテル)のお朝勤

 私が宿泊したのは27~28日でしたが、毎月28日は浄土真宗を開かれた親鸞聖人の月命日になっています。このため少し長めのバージョンで、6人のお坊さんが30分ほど読経されていました(通常の日だと15分くらいとのことです)。

 お参りは椅子席なので、特段に身構える必要はありませんし、一番前で自由にお焼香することもできます。またこちらの宗派(真宗大谷派)のお焼香は額の前まで持ってこずに、2回お香をつまみます。その作法も説明書きがあるので、初めてでも参加しやすいでしょう。

 いやー。やっと、お寺っぽいことして安心しました。

南御堂での朝食

 朝食は17階にあるレストラン『ピクニカ』で頂きます。私は和食を選びましたが、洋食メニューもありました。

南御堂(山門一体型ホテル)の朝食

 和朝食はご飯、肉吸い、納豆、焼き鮭、自家製だし巻き卵、焼き海苔、漬物、プチデザートでした。またジュースやコーヒーも付いています。なお、ご飯はお代わりすることができます。

 まあ、精進料理というわけではありませんが、肉吸いはお肉の脂がじんわりとしみだし、料亭の味のようでした。朝からリッチな気分になれるお食事でしたよ。

御堂会館の1階にも、面白いものがたくさん!

 そして客室に戻って、10時にチェックアウト。部屋やロビーからは南御堂を上から見ることもできるので、こちらも帰る前にチェックしておきたいポイントです。

南御堂(山門一体型ホテル)からの眺め

 さらにホテルが入っている御堂会館には一階(入り口と反対の、スターバックスが入っている側)にお寺の紹介や各種パンフレット配布、グッズ販売が行われているコーナーもあります。こちらもお帰り前にちょこっと覗いてみると面白いものが見つかりますよ。

南御堂(山門一体型ホテル)の御堂会館

 そんなわけで、あんまり宿坊らしくないと思われる方は多いでしょうし、実際にホテル側も(見た限り)宿坊とは名乗っていませんが、それでもほーりー的には新しい時代の宿坊の一形態かなと考えております。

 南御堂のお坊さんにお話を伺っても、ホテル建設時からお寺へのお参りにどのようにつながるかは真剣に議論されてきたと伺っていますし、オープン後もホテルの方と様々なコラボ企画を話し合われているそうです。

 こちらもこれからどのように進化していくか、ウォッチし続けていきたいと思います。

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